最近の桐谷美玲さんの私服スタイルには、以前よりも肩の力を抜いた“リアルなモード感”が強く表れるようになっています。VOGUE JAPANの「7 Days, 7 Looks」で披露されたコーディネートでも、単なるハイブランド中心の華やかさではなく、機能性や日常性を取り入れたバランス感覚が印象的でした。
特に注目したいのは、DIORやBOTTEGA VENETA、SAINT LAURENTといった定番ラグジュアリーブランドに加え、AURALEEやMAME KUROGOUCHIなど東京ブランドを自然に組み合わせている点です。全身をラグジュアリーで固めるのではなく、素材感やシルエットで空気感を作る着こなしは、最近の都市型ファッションの流れとも重なっています。
桐谷美玲の私服が「大人カジュアル化」している理由
最近の桐谷美玲さんのコーディネートを見ると、以前のフェミニン中心のスタイルから、より“実生活に馴染む大人カジュアル”へと変化していることが分かります。特に象徴的なのが、ゆったりしたシルエットや機能性素材を取り入れながらも、全体の重心バランスを非常に丁寧に整えている点です。
例えばママコーデでは、CELINEのコンパクトなトップスにフレアスカートを合わせ、DIORの大容量バッグとZARAの軽量スニーカーを組み合わせていました。動きやすさを優先しながらも、シルエットを崩さず“きちんと感”を残しているところに、現在の桐谷美玲さんらしい着こなしの変化が表れています。
| アイテム | ブランド | 特徴 |
|---|---|---|
| トップス | CELINE | コンパクトで重心を上げやすい |
| バッグ | DIOR | 収納力重視でも上品さを維持 |
| スニーカー | ZARA | 軽量で脱ぎ履きしやすい |
特に印象的だったのは、“高級感”を前面に押し出すのではなく、日常生活に自然に溶け込ませているところです。以前の芸能人私服は、ブランドアイテムそのものを主役にするスタイルが多く見られましたが、最近は「どう生活の中で機能するか」まで含めてコーディネートが組まれる傾向が強くなっています。

また、帽子やアクセサリーの使い方にも変化が見られます。以前のように“盛る”方向ではなく、シンプルなスタイリングに一点だけ存在感を加える使い方が増えており、DIORのバケットハットなどもその象徴的なアイテムでした。髪型を整えすぎず、少しラフに仕上げることで、全体に抜け感を作っているのも現在の特徴です。
ママコーデでも“モード感”を崩さないバランス感覚

子育て中の私服は、どうしても“動きやすさ優先”になりやすい一方で、全体がラフになりすぎてしまう難しさもあります。そんな中で桐谷美玲さんのスタイルが参考になるのは、実用性を確保しながらも、シルエットや素材感でモード感をしっかり残している点です。
特に印象的だったのが、発水加工が施されたフレアスカートの取り入れ方でした。子供と遊びやすい実用性を持ちながら、フレアによる落ち感があることで、スポーティになりすぎず、全体を柔らかく見せています。最近は“機能服=アウトドア感”ではなく、日常に馴染む上品な機能素材が増えていることもあり、その流れを自然に取り入れている印象です。

また、アクセサリー使いにも現在のファッション感覚がよく表れています。BOTTEGA VENETAのフープピアスは一見ミニマルですが、適度なボリューム感があり、シンプルな服装でも顔周りにしっかり存在感を作ることができます。最近はロゴを強調するよりも、“フォルムそのもの”で高級感を出すアクセサリーの人気が高まっています。
| 最近の傾向 | 特徴 | 桐谷美玲コーデでの例 |
|---|---|---|
| 機能性素材 | 軽量・撥水・シワになりにくい | フレアスカート |
| 大容量バッグ | 収納力と高級感を両立 | DIORバッグ |
| 抜け感アクセ | 主張しすぎず存在感を出す | BOTTEGA VENETAピアス |
以前は“ママコーデ”というと、カジュアル寄りのスタイルが中心でしたが、最近は「実用性を持ちながらどこまで洗練させられるか」が重視されるようになっています。桐谷美玲さんの私服は、その変化を非常に分かりやすく映しているスタイリングの一つと言えそうです。
最近の桐谷美玲コーデで増えている「黒×素材違い」の着こなし

桐谷美玲さんの最近のスタイリングで特に印象的なのが、“全身黒”を重たく見せないバランス感覚です。ブラックコーデは一歩間違えると圧迫感が強くなったり、モード感が先行しすぎたりすることがありますが、今回のLOOKでは素材や肌見せの使い方によって、非常に軽やかな印象に仕上げられていました。
特にポイントになっていたのは、「異素材を重ねることで奥行きを作る」という組み合わせです。ファー、エコレザー、シアー感のあるブラウスなど、それぞれ質感の異なるアイテムを組み合わせることで、同じ黒でも単調にならず、立体感のある着こなしに見せています。
| アイテム | 素材感 | 役割 |
|---|---|---|
| AMERI VINTAGE コート | エコファー | 重厚感と季節感を加える |
| LAUTASHI ブラウス | 柔らかい落ち感 | 抜け感と女性らしさを作る |
| PATOU パンツ | エコレザー | モード感を引き締める |

また、最近の東京ファッションでは、“黒をどれだけ軽く見せられるか”が大きなテーマになっています。以前はミニマルな黒コーデが中心でしたが、現在はそこにボリューム袖や透け感、立体シルエットなどを加え、空気感を作るスタイルが増えています。
桐谷美玲さんの着こなしでも、首元や袖に少し余白を作ることで、全身ブラックでも強くなりすぎず、柔らかさを残していました。特にLAUTASHIのブラウスは、袖のボリューム感やチョーカー付きデザインによって、シンプルな配色の中にも視線の動きを生み出しています。

さらに印象的だったのが、バッグやアクセサリーで“差し色”を入れる使い方でした。ブラックコーデに鮮やかなBOTTEGA VENETAのブルーバッグを合わせることで、全体が一気に都会的な空気感へと変化しています。最近は服で色を増やすのではなく、小物一点で色を効かせるスタイルが増えており、その流れとも一致しています。

アクセサリー選びも同様で、IN MOODのイヤカフのように、シンプルな服装の中で耳元だけに少しデザイン性を加えることで、全体の印象を引き締めています。最近のモード系スタイルは、以前のような“盛るファッション”ではなく、余白を残しながら一点で印象を作る方向へ変化していることがよく分かります。
BOTTEGA VENETA・SAINT LAURENTが登場頻度高めな理由

今回の1週間コーデで特に登場頻度が高かったのが、BOTTEGA VENETAとSAINT LAURENTでした。この2ブランドには共通点があり、どちらも“ロゴを前面に出しすぎない大人モード”を得意としているブランドです。
一時期のラグジュアリーファッションは、ブランド名が大きく入ったデザインや分かりやすいアイコン性が重視される傾向がありました。しかし最近は、シルエットや素材、フォルムそのもので高級感を見せる流れが強くなっています。桐谷美玲さんの私服にも、その変化が色濃く反映されていました。
| ブランド | 使用アイテム | 特徴 |
|---|---|---|
| BOTTEGA VENETA | ブーツ・バッグ・ピアス | フォルム重視の都会的モード感 |
| SAINT LAURENT | カーディガン・バッグ・ピアス | シャープで洗練された印象 |
| DIOR | バッグ・帽子 | 上品さと実用性の両立 |

特にSAINT LAURENTのカーディガン使いは、最近のファッション感覚を象徴していました。以前のようにジャケットで強く見せるのではなく、柔らかいニット素材を使いながら、全体のシルエットでモード感を作るスタイルへと移行しています。
また、BOTTEGA VENETAのロングブーツやバッグは、装飾性よりも“形の美しさ”を重視したデザインが特徴的でした。特にスクエアトゥのブーツは、足元に程よい存在感を作りながらも、コーデ全体をシンプルにまとめやすく、最近の都会的なスタイルとも非常に相性が良いアイテムになっています。
ロングブーツ×ハーフパンツが2026年らしい理由

今回のコーディネートの中でも、特に今っぽさが強く出ていたのが、ロングブーツとハーフパンツを組み合わせたディナースタイルでした。数年前まではミニ丈やショートパンツにロングブーツを合わせるスタイルが主流でしたが、最近は“肌を見せすぎないバランス感”が重視されるようになり、膝周りに余白を残すハーフパンツ合わせが増えています。
桐谷美玲さんのスタイリングでも、細身シルエットのハーフパンツにスクエアトゥのBOTTEGA VENETAブーツを合わせることで、少年っぽさを避けながら、都会的でシャープな印象へと仕上げていました。特に最近は、ブーツ自体にボリュームを出しすぎず、筒幅を細めに抑えたデザインの人気が高くなっています。
| アイテム | ブランド | ポイント |
|---|---|---|
| ロングブーツ | BOTTEGA VENETA | 細筒・スクエアトゥでモード感を演出 |
| ハーフパンツ | TOMORROWLAND COLLECTION | 生地感を重視して綺麗めに見せる |
| バッグ | VALENTINO GARAVANI | 女性らしい華やかさを加える |

また、今回のスタイリングでは“素材感”も重要な役割を果たしていました。ハーフパンツは薄手素材だと子供っぽく見えやすくなりますが、しっかり厚みのある生地を選ぶことで、一気に大人っぽい空気感へと変わります。最近は単純に露出を増やすのではなく、「素材で上品に見せる」方向へトレンドが変化しているのも特徴です。
さらに印象的だったのが、PALMA MARTÎNのシャツとSAINT LAURENTのカーディガンを重ねたスタイルでした。襟デザインに特徴のあるシャツをベースにしながら、柔らかいカーディガンで抜け感を作ることで、強くなりすぎないモードバランスに仕上げています。

ここ数年のファッションでは、“頑張りすぎて見えないおしゃれ”が重視されるようになっています。そのため、以前のように全身をタイトにまとめるよりも、どこかに少し余裕を持たせたシルエットが支持される傾向があります。今回のロングブーツコーデも、まさにその流れを象徴するスタイルでした。

加えて、FORTE_FORTEのレオパードコートの取り入れ方にも、最近らしい感覚が表れていました。以前のレオパード柄は強いインパクトを持つアイテムとして扱われることが多かった一方、現在は色味を抑えたり、素材感を柔らかくすることで、“派手すぎないアクセント”として使われるケースが増えています。
桐谷美玲さんのコーデでも、レオパード柄を主役にするのではなく、ブラックやブラウン系アイテムと自然に馴染ませることで、全体を上品にまとめていました。特にSAINT LAURENTのアクセサリーやバッグを合わせることで、程よくエッジを効かせながらも、落ち着いた大人の雰囲気へと整えています。
結婚式コーデでも見えた“抜け感重視”のスタイル

結婚式やオケージョンシーンのスタイリングでも、最近は“きっちりしすぎない上品さ”が重視されるようになっています。以前はパーティードレスに華やかなアクセサリーを合わせるスタイルが主流でしたが、現在はシルエットや素材感で洗練された印象を作り、小物はあえてシンプルにまとめる流れが強くなっています。
桐谷美玲さんが着用していたRODEBJERのドレスも、柄やディテールに存在感がある一方で、全体の色数を抑えることで、非常に落ち着いた雰囲気に仕上げられていました。首元のスカーフディテールや裾のフリルなど、細かなデザインが自然に動きを作っているため、アクセサリーを増やしすぎなくても十分華やかさが出ています。

| アイテム | ブランド | スタイリング効果 |
|---|---|---|
| ドレス | RODEBJER | 柄とディテールで存在感を演出 |
| コート | AMERI VINTAGE | スタンドカラーで上品な印象に |
| シューズ | JIMMY CHOO | 足元に華やかさを加える |

また、ヘアスタイルやアクセサリーをあえてミニマルに仕上げていた点も印象的でした。PRADAのシンプルな丸ピアスにタイトヘアを合わせることで、ドレスのデザインがより際立ち、全体に余白のある大人っぽい空気感が生まれています。
最近のオケージョンスタイルでは、“全部を華やかにする”のではなく、「どこを主役にするか」を明確にする着こなしが増えています。今回のコーディネートも、ドレスそのものの存在感を中心に置きながら、小物やヘアで引き算を行うことで、洗練されたバランスにまとめられていました。

AURALEE・MAME KUROGOUCHIなど国内ブランド使いにも注目

今回の1週間コーデでは、DIORやBOTTEGA VENETAなど海外ラグジュアリーブランドだけでなく、AURALEEやMAME KUROGOUCHIといった国内ブランドが自然に組み込まれていた点も印象的でした。以前は“ハイブランド中心”だった芸能人私服も、最近は東京ブランドをミックスするスタイルが定着しつつあります。
特にAURALEEのコートは、派手なデザインではないものの、シルエットや素材感で空気感を作るブランドらしさが強く出ていました。チェック柄でありながら主張が強すぎず、オーバーサイズでも野暮ったく見えないバランスは、現在の東京ファッションを象徴するような着こなしです。

| ブランド | 特徴 | 今回の着こなしポイント |
|---|---|---|
| AURALEE | 素材感と余白のあるシルエット | チェックコートで柔らかいモード感を演出 |
| MAME KUROGOUCHI | 立体感と繊細なライン使い | レイヤードで重心を下に作る |
| THEATRE PRODUCTS | 遊び心のあるデザイン | 顔周りにアクセントを加える |
また、最近の国内ブランド人気には、“着飾りすぎない高級感”を求める流れも関係しています。以前のようにロゴや装飾でラグジュアリー感を出すのではなく、シルエットや落ち感、素材の質感で洗練された印象を作るスタイルが支持されるようになっています。

MAME KUROGOUCHIのワンピーススタイルでも、その傾向がよく表れていました。スリット入りワンピースの下にニットパンツを重ね、あえて重心を下げることで、リラックス感とモード感を両立しています。最近は“体のラインを強調しすぎない着こなし”が都市型ファッションの中心になっており、その流れとも非常に近いスタイリングでした。
さらに、こうした国内ブランドは海外ラグジュアリーブランドとの相性も良く、BOTTEGA VENETAのミュールやFENDIのバッグを合わせても違和感が出にくい特徴があります。単体で主張するというより、“全体の空気感を整える”役割として機能している点が、現在の東京ファッションらしさと言えそうです。


特に最近は、“ブランドを見せる”よりも、“どう組み合わせるか”に重点が置かれるようになっています。今回のコーディネートでも、海外ブランドと国内ブランドを明確に分けるのではなく、素材感やシルエットを軸に自然に繋げている点が非常に印象的でした。
桐谷美玲コーデから見えた2026年ファッション傾向まとめ

今回の1週間コーデを通して見えてきたのは、“頑張りすぎない洗練感”が2026年のファッション全体を大きく動かしているということでした。以前のように、分かりやすいラグジュアリー感や派手さを競うスタイルではなく、実用性や日常性をベースにしながら、どこかにモード感を残す着こなしへと変化しています。
特に印象的だったのは、黒を中心とした素材MIX、機能性を持ったママコーデ、ロングブーツを使った重心バランス、そして国内ブランドを自然に取り入れる感覚でした。どれも共通しているのは、“無理に飾り込まない”という現在らしい空気感です。
| 2026年の傾向 | 特徴 | 今回のコーデ例 |
|---|---|---|
| 黒素材MIX | 異素材で軽さを出す | LAUTASHI×PATOU |
| 機能性モード | 実用性と都会感を両立 | 発水スカート×DIORバッグ |
| 重心を下げるスタイル | ロング丈・レイヤード重視 | MAME KUROGOUCHIコーデ |
| 小物一点主義 | 差し色やアクセで印象を作る | BOTTEGA VENETAバッグ |


また、アクセサリー使いにも現在のトレンドが強く反映されていました。MARIA BLACKやTOMWOOD、TIFFANY & CO.など、比較的シンプルなデザインをベースにしながら、少しだけ個性を加えるアイテム選びが増えています。以前のように大ぶりジュエリーで主張するのではなく、“近くで見た時に分かるデザイン性”が重視されるようになっています。
桐谷美玲さんのコーディネートは、単に高級ブランドを並べるスタイルではなく、「生活感」「実用性」「都会的な抜け感」をどう共存させるかに重心が置かれていました。だからこそ、多くの人が“そのまま真似したい”と感じやすいリアルな私服として支持され続けているのかもしれません。

